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浜松市の不動産コンシェルジュ-株式会社アセットクローバー

実績紹介

資産運用

築32年のRC造マンションの大規模修繕(R6)

7年前に取得しました賃貸マンションのメンテナンスの記録です。新築以降大規模な改修工事が行われていませんでした。
梅雨時、台風等の豪雨時に何度か雨漏りがあり、屋上の点検口から防水シートの修繕、高所作業車を使用しての外壁面の補修等を行っていまして、雨漏り対応は出来ている状態。

一部屋72㎡の3LDKです。躯体はRC造で内部のリノベーション工事もしやすく、立地の良さから常に満室稼働です。まだ15年~20年程度の需要はあると判断していまして、
この先を考えて屋上の防水工事、外壁の改修工事を行いました。

こちらが改修前の状態です。前オーナー様が丁寧な建物つくりをされていましたので外観はキレイな状態です。
工事着手前に外壁全般の目視、テストハンマーによる調査、塗膜付着強度試験、アスベストの使用有無等、入念に現状調査をしてもらいました。

結果、仕上げ表面の劣化、部分的な錆びによる塗膜剥離等、中度~やや重度の劣化の進行が見受けられました。
やはり目視のキレイさではわからない、建物の健康診断は必要と実感です。

建設当時と現在では建築設計の考え方、地球温暖化の進行による建物にもとめられる性能も変わってきています。
エアコン設置の想定がリビングのみから全室可能な状態に、室外機置き場の新設、インターネット無料設備の導入など、必要な工事を合わせて行いました。

大規模修繕となりますと、費用も大きくかかってきます。建物がキレイになっても、コストに見合った賃料設定が出来るわけでもありませんので、貸主としては実施の判断に迷うところです。
メンテナンス費用がかかる頃にそのまま売却、または即建替えの提案という選択手を取りがちな不動産・建設業界の風潮もありますが、限られた地球の資源、使えるものは大事にしてきたいものです。

入居者様の快適な生活の場を整え、いつまでも選ばれるマンションであるために、必要な事は迷わず行う。そんな姿勢が家主のなすべく役割と感じます。